LNG受入基地バース(LNG専用桟橋)その2
☆★☆LNG受入基地バース(LNG専用桟橋)その2
写真上:富津火力受入LNGバース(千葉県富津市)
写真下: 知多火力LNG火力発電所 L1バース、L2バース(名古屋港南浜埠頭)
【提供:日本港湾コンサルタント】
https://www.jportc.co.jp/
https://www.jportc.co.jp/genre/energy_facilities
☆★LNG貯蔵基地:
LNGの貯蔵施設は、液化基地でのLNG製造と船出しまでの間、および LNG 受入基地における荷揚げ/再ガス化/出荷までの貯蔵、の2地点にて必要となる。LNG輸入大国日本では、後者の受入基地が多数稼働し、世界最大の消費国でもある。
☆★LNG 専用バース:
外航LNG船(LNG tanker, LNG carrier)は、受入れのため専用バース(berth係留荷揚げ桟橋)に着桟する。荷揚げ設備であるアンローディングアーム(unloading arm荷揚げ設備)によりタンカーから荷揚げし、LNGタンクに運搬貯蔵される
☆★そもそもLNGとは?
液化天然ガスLNG (Liquefied Natural Gas)は、環境特性に優れたクリーンエネルギー。気体である天然ガスを-162℃以下に冷却し液体にしたもの。液化によりその体積を気体の約1/600に減少させることができ、輸送・貯蔵が極めて容易となる。LNGは、大気汚染の原因となるSOx(硫黄酸化物)が発生せず、NOx(窒素酸化物)やCO2(二酸化炭素)の排出量も少ない。その用途は、都市ガス用または火力発電所の燃料として使われ、近年さらなる需要が見込まれるが、多くは海外からの輸入に頼らざるを得ない。
投稿日時 2021-03-05 21:16:00
投稿:吉川弘道